Date:2024/8/21
こんにちは、ワールドワイドです。
2024年12月2日から、現在の健康保険証の新規発行が廃止され、
マイナンバーカードを健康保険証として利用登録した「マイナ保険証」の本格的な利用が始まります。
今回は、マイナ保険証の本格的な利用に合わせて確認しておきたい内容を解説します。
※協会けんぽの情報を基に作成しています。健保組合の取扱いについては、各健保組合にご確認ください。
健康保険証の新規発行が廃止される!!
従業員が健康保険の被保険者となり、また従業員の家族が健康保険の被扶養者となったときには、
健康保険の保険者から健康保険証が発行されていましたが、
この健康保険証の新規発行が、2024年12月2日以降、行われなくなります。
※2024年12 月1日までに発行された健康保険証は、経過措置として2025年12月1日まで使用できます。
なお、2025 年12 月1日までに従業員が退職すること等で使用できなくなった健康保険証は、
これまで通り、会社で回収する必要がありますが、
2025年12月2日以降、使用できなくなった健康保険証は、従業員自身で破棄することが認められます。
資格情報のお知らせが届く
マイナ保険証の本格的な利用に伴い、
2024年9月以降、協会けんぽから、会社を経由して、加入している被保険者および被扶養者の全員に
「資格情報のお知らせ」が届く予定となっています。
このお知らせには、被保険者資格等の基本情報が記載されています。
マイナ保険証を安心して利用できるようにするとともに、
協会けんぽに加入している人自身が、健康保険の資格情報を簡易に把握できる書類です。
お知らせの中には、医療保険のデータベースに登録されているマイナンバーの下4 桁も表示されることになっており、
データベースにマイナンバーが登録されているかの確認もできます。
※マイナンバーを協会けんぽに提出していない場合は、記載されていません。
マイナンバー提出のための申出書が同封されるようですので、この機会に提出しましょう。
マイナンバーカードを作っていない場合【資格確認書】
マイナンバーカードを作っていない人や、マイナ保険証の利用登録をしていない人に対しては、
協会けんぽから資格確認書が発行されますので、こちらを使って、
これまで通りの保険診療を受けられるようになります。
資格確認書はどのような形式?
協会けんぽの資格確認書は、
従来の健康保険証と同じプラスチックカード型のもので、
色が黄色となるとのことです。
ただし、これまでの健康保険証と異なり、
4~5年の有効期限が設けられ、有効期限ごとに更新・差し替えが必要になります。
健康保険証の廃止とその後の対応は、従業員やその家族に大きな影響があります。
会社としても従業員に早めに周知し、
マイナンバーカードの作成や、マイナ保険証の利用登録を勧めることを計画的に検討しましょう。